旅行の目的は目的地に行くことじゃない。その道のりが思い出。
こんにちは。麻倉です。
僕はアウトドアなのでよく出かけるのですが、その目的地が行ったことが無かったり、遠ければ遠いほどわくわくしたりします。ただ旅行っていうとそんなに回数は多くないのですが、今日はその思い出を語っていきます。
アメリカ周遊の思い出
アメリカ留学中に二週間ほどの休暇がありました。そこで僕はサンフランシスコからラスベガス、ニューヨーク、フロリダを一人で冒険してきまして、その旅行中に出会った人たちは10ヶ月近くたった今でも連絡を取り合う仲です。この一人旅が人生で最も大きな旅で、知り合いに二週間も会わないという経験も初めてでした。
ラスベガス・ストリップのカジノやホテル、グランドキャニオンやニューヨークのタイムズスクエアやナイアガラ、フロリダのディズニーワールドやサウスビーチを見て、とても楽しかったんですよ!語学学校に帰ってから友達に何回も話しましたし、日本に帰ってからもまた話しましたしね。
そうやって何回も話してるうちに、あれ、何が心に残ってるんだろう、グランドキャニオン見たことがそんなに楽しかったかな、なんて内省するようになりました。
心に残ったこと
その一
写真を見せながら話してると、「麻倉めっちゃすがすがしい顔してる」とか、「こんな笑顔見たことない!」とか言われたんですよ。普段僕はどんな顔しながらはなしてるんですかね。(笑)
振り返ってアルバムを見返してみたら、僕がカメラに残してたのは景色とか建造物じゃなくて、ほとんど人だったんですよね。普段セルフィとかしませんけど、旅行中は現地で仲良くなった人たちとたくさん撮ってました。
目的地に着くまで思い描いてた景色を、いざ見てみた感想っていうと、すごーい!とかではなくて、あぁこれね、って感じだったのを覚えています。実際ついてみると、その景色って計画中に写真で見ていたから(というより写真で見て行きたいって思ったから)、新鮮さがなかったんですよね。
思い返してみたら当然ですけど、そんな経験ありませんか?
その二
思い出話はアルバムに残ったものだけではなくて、頭にしか残ってないものもたくさんあります。
予約してたホステルに着くまで何度も道を間違えたり、そんな時にすれ違った人が声をかけてくれたり、はたまた歩いてたらサンダルのひもがちぎれてたり、クレジットカードをATMに食べられちゃったり、、、
良いことも悪いことも全部思い出で、その時の感動というか、心の動きってさりげなかったけど大きかったです。
そしてその多くはネットの写真を生で見たことより大きなものでした。
目的地だけが思い出じゃないんですよね。
道のりが思い出
遠足は家に着くまでが遠足だっていいますよね。その通りですよ。行く道も帰る道もイベントであふれています。
ささいな出来事が数ヶ月後も、もしかしたら数年後も覚えているものですから、どんなことにも心を動かせるよう、ゆとりをもって生きていきたいものですね。